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大前研一派今も最高のコンサルタントだ
 ・・・65歳を過ぎてもまだまだ現役・・・


 大前研一が「日本は今後数年で国家の命運が決する」と言うのは、僕の知る限り過去15年余りでこれで26回目になるが、それでもこの本はとても面白かった。天才戦略コンサルタントと言われた大前もすでに65歳を過ぎ、年金をもらう年である。それでもこの本が面白いのは、大前がまだまだ現役で経済の最前線で活躍しているからである。確かに、大前が現役コンサルタントの時に書いていたようなカミソリのような切れ味はなくなっているが、それでもまだまだたくさんのことを学ばせてくれる。

 やはり日本の多くの経営者と実際に接しているので、日本の産業に関する話は面白い。特に量販店からネットに移行する消費者の分析は面白かった。こう言った新しいネット企業に関しても、会社名や経営者の人となりまで赤裸々に語られている。また、国家に対するさまざまな提言も具体的で真剣だ。

 実際にシンガポール政府やマレーシア政府の参謀として雇われていたし、現在でも中国の各都市を飛び回っているだけあって、彼の提言は重みがある。大前研一がすごいのはコンサルタントや評論家にとどまらず、実際に東京都知事選に出たり(負けてしまったが)、数々のビジネスを自分ではじめたり、学校まで作っていたりと、とにかく実践、実行していることだ。確かに戦略コンサルタントとしての大成功ほどではないが、これらの活動も地道に進めているのである。すでに大前研一の学校の卒業生が何個もベンチャー企業を立ち上げているし、選挙に勝って政治家になったりしている。やはりこの人は立派な人である。

 グローバル経済や最近の世界の産業構造を俯瞰するには、なかなか面白い読み物であった。また、いつものようにインスピレーションや志、やる気のようなものを分け与えてくれる本である。
藤沢数希
――7月25日livedoor'ニュースBLOGOSより 提供:金融日記―
 今でも彼は日本屈指のコンサルタントだと思います。いつも納得させられます。
民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論
| 経済 | 18:24 | comments(0) | trackbacks(0) |









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