世界おもしろ法律事典
2010.03.10 Wednesday
・・・・・車を見たら敬礼せよ・・・・・
もしも、中国貴州省黔(けん)東南ミャオ族トン族自治州黄平県を訪れることがあったら、小中学生が登下校する時間帯に車で走ってみるといい。とても奇妙な感覚に襲われるに違いない。
2004年、同県教育局は県内の小中学校約200校に通う約6万人の児童・生徒に「通り過ぎる車への敬礼」を励行するよう通達した。08年に地元紙で報道されると、この“規則”はインターネットを通じて国内に広まり、中国中央テレビも番組の中で是非を論じる騒動となった。
ネット上には、「児童・生徒の自尊心と人権を侵害するものだ」などの批判があふれた。当時の県教育長、李暁応氏は「児童・生徒の安全と礼儀作法を身につけるため。地域によって事情は違う」などと弁明。それまでは毎年、交通事故による死傷者が絶えなかったが、「敬礼」を始めてからは一件も起きていないと効果をアピールした。
実は、この規則が適用されているのは黄平県に限らない。同省開陽県の教育関係者は「貴州省は山道が多く、曲がりくねった道は険しい。傾斜もきつく道路も狭い。子供たちが帰り道、遊びながら帰るのはとても危険だ。しかし、車に敬礼をする習慣をつければ、その場から動かなくなる。運転手も路上の子供に注意するし、スピードも落とす」と説明している。
児童・生徒の中には「路隊長」と呼ばれる監督員がおり、違反者をみつけると教師に報告することになっている。違反した児童・生徒は校長に引き渡され、叱責(しっせき)される。時には同級生の面前で批判を受けることもあるという。
不思議な規則を編み出す地方政府の役人の質の低さにも驚くが、それを児童・生徒が順守する空気が空恐ろしい。(北京 川越一)
−−−−−3月8日 産経ニュースより−−−−−
ところ変われば品変わる、とは言いますがさすが中国・・・ならではの通達ですねー。日本でこのような通達が出されたら、どのような反応があるのでしょうか。試してみたいですねー。
「記事ネタ.jp」もチェック!
もしも、中国貴州省黔(けん)東南ミャオ族トン族自治州黄平県を訪れることがあったら、小中学生が登下校する時間帯に車で走ってみるといい。とても奇妙な感覚に襲われるに違いない。
2004年、同県教育局は県内の小中学校約200校に通う約6万人の児童・生徒に「通り過ぎる車への敬礼」を励行するよう通達した。08年に地元紙で報道されると、この“規則”はインターネットを通じて国内に広まり、中国中央テレビも番組の中で是非を論じる騒動となった。
ネット上には、「児童・生徒の自尊心と人権を侵害するものだ」などの批判があふれた。当時の県教育長、李暁応氏は「児童・生徒の安全と礼儀作法を身につけるため。地域によって事情は違う」などと弁明。それまでは毎年、交通事故による死傷者が絶えなかったが、「敬礼」を始めてからは一件も起きていないと効果をアピールした。
実は、この規則が適用されているのは黄平県に限らない。同省開陽県の教育関係者は「貴州省は山道が多く、曲がりくねった道は険しい。傾斜もきつく道路も狭い。子供たちが帰り道、遊びながら帰るのはとても危険だ。しかし、車に敬礼をする習慣をつければ、その場から動かなくなる。運転手も路上の子供に注意するし、スピードも落とす」と説明している。
児童・生徒の中には「路隊長」と呼ばれる監督員がおり、違反者をみつけると教師に報告することになっている。違反した児童・生徒は校長に引き渡され、叱責(しっせき)される。時には同級生の面前で批判を受けることもあるという。
不思議な規則を編み出す地方政府の役人の質の低さにも驚くが、それを児童・生徒が順守する空気が空恐ろしい。(北京 川越一)
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